加速度設定を2つ設定できるようですが、仕組みを教えてください。

例)動作検知を100mg、静止検知を20mgと設定した場合の加速度が50mgの時と10mgの動き方

加速度設定に2種類設定値(動作検知と静止検知)がある件は、加速度検出にヒステリシス特性を持たせるためです。

この特性は、加速度が閾値付近で動作<ー>静止を行ったり来たりするようなノイズに対して、動作検出したらある程度、動作検出状態を維持するような効果があります。

反対に静止状態も同様に静止状態を維持するように動きます。

なお、ヒステリシス特性を持ったセンサーは、加速度が変化する前の状態がどうなっていたか?によって動作が変わってきます。

 

例(動作検知を100mg、静止検知を20mg)の場合

・静止→動作110mgの場合

①静止した状態(0g)からスタート 動作検出100mgを超えないので状態をStay
②10mgを検出 動作検出100mgを超えないので状態をStay
③50mgを検出 動作検出100mgを超えないので状態をStay
④110mgを検出 動作検出100mgを超えるので状態をActive(動作状態)

・動作110mg→静止の場合

①動作した状態(110g)からスタート 静止検知20mgを超えるので状態をStay
②50mgを検出 静止検知20mgを超えるので状態をStay
③10mgを検出 静止検知20mgを超えないので状態をInActive(静止状態)
④静止0gを検出 静止状態で終了